TOPへ

発熱・感染症

伊勢原近くで発熱なら
ご相談ください

伊勢原近くで発熱ならご相談ください当院では、発熱や感染の疑いがある方が安心して受診できるよう、「発熱外来」を設置しています。発熱外来の患者さんは、専用の待合スペースを準備しております。新型コロナウイルス感染症が疑われる場合や、「1週間以内に新たに出現した、発熱または風邪症状(のどの痛み、咳、鼻水など)」がある方は、一般外来ではなく、専用の発熱外来での診察をお受けください。
予約優先制を採用しており、ご予約はWeb(オンライン予約)にて承っております。
オンライン予約が難しい場合は、お電話でお問い合わせください。
なお、発熱外来は待合スペースが限られているため、予約のない場合は院外でお待たせしてしまう可能性があり、ご理解のほどよろしくお願いいたします。


発熱は何度から?

医学的には37.5℃以上が「発熱」とされ、38℃以上は「高熱」として定義されます。平熱と微熱の医学的な定義はありませんが、「平熱」は個人差があり36〜37℃程度の方が多く、微熱は平熱以上であるものの、発熱までは満たない場合をいいます。


高熱が続く原因は?

など


発熱外来をおすすめする方

  • 発熱のある方
  • 熱がなかなか下がらない方
  • 息苦しさや咳のある方
  • 喉の違和感のある方
  • 鼻水の出る方
  • 強い倦怠感のある方
  • 疲労感が続く方
  • 嗅覚や味覚に違和感を覚える方
  • 新型コロナウイルス感染症に感染した方と接触した方
  • インフルエンザに感染した方と接触した方
  • 家族(同居する方)と同時あるいは続いて体調不良になった方

など


当院で対応している感染症

インフルエンザ

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる急性の呼吸器感染症です。症状として、発熱や咳、喉の痛み、筋肉や関節の痛みがよく見られ、特に冬の季節に流行します。予防にはワクチン接種が効果的です。治療方法としては、抗ウイルス薬や、解熱剤・鎮痛剤などの対症療法が行われます。高齢者や基礎疾患のある方は、重症化するリスクが高いため、特に注意が必要です。
発症後5日間が経過し、かつ解熱後2日間(幼児は3日間)を過ぎるまで、学校は出席停止となります。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

COVID-19は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による呼吸器感染症です。発熱や咳、喉の痛み、息切れ、嗅覚や味覚の異常が代表的な症状として挙げられます。飛沫や接触を通じて感染が広がり、ワクチン接種、マスク着用、手洗いなどが有効な予防策です。感染後は対症療法が行われ、抗ウィルス薬の投与で重症化や後遺症のリスクを下げるこができます。
発症後5日間が経過し、かつ症状軽快後1日間を過ぎるまで、学校は出席停止となります。

風疹

風疹は風疹ウイルスが原因の感染症で、発疹や発熱、リンパ節の腫れが特徴です。妊婦が感染すると胎児に影響を与える可能性があるため、特に注意が必要です。感染は飛沫を介して広がり、予防にはワクチン接種が効果的です。治療は主に症状に応じた対症療法となります。
発疹が消失するまで、学校は出席停止となります。

麻疹(はしか)

麻疹は、麻疹ウイルスが原因となる感染症で、発熱、咳、鼻水、眼の充血や口内炎様の症状(コプリック班)に加えて、全身に広がる発疹が特徴的です。感染力が非常に強く、飛沫や空気感染によって広がります。予防にはワクチン接種が最も効果的であり、肺炎や脳炎などの合併症が起こることもあるため、早期の診断と治療が重要です。日本での最近の麻疹発症例は、海外からの渡航者や帰国者を発端とするものです。
解熱後3日間を過ぎるまで、学校は出席停止となります。

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

ムンプスウイルスが引き起こす流行性耳下腺炎、通称おたふくかぜは、耳下腺の腫れと痛みを特徴とします。発熱や頭痛も見られ、主に飛沫感染によって広がります。ワクチンで予防できる病気ですが、治療は対症療法が中心です。まれに無菌性髄膜炎や難聴などの合併症が生じることがあります。
耳下腺の腫れが出現したあと5日間経過し、全身状態が改善するまで、学校は出席停止となります。

RSウイルス感染症

RSウイルスは、特に乳幼児や高齢者に影響を与える呼吸器感染症で、軽度な風邪様の症状から重篤な肺炎や気管支炎に至ることがあります。飛沫や接触によって感染が広がり、特に免疫力が弱い人や小さな子どもは重症化しやすいため、早期診断と適切な治療が重要です。RSウィルスの抗原検査は、入院中、1歳未満、パリビスマブ(RSウィルスに対する治療薬)投与の適応のうち、いずれかがあてはまる患者さんのみ保険適応があります。

B型肝炎

B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)が血液や体液を通じて感染する病気です。急性期には発熱や黄疸、倦怠感、食欲不振などが見られることがあります。多くの場合は自然に治りますが、慢性化すると肝硬変や肝がんのリスクが高まります。予防にはワクチンが有効で、治療には抗ウイルス薬が使われます。

C型肝炎

C型肝炎は、C型肝炎ウイルス(HCV)によって引き起こされ、主に血液を介して感染します。初期には症状が出にくく、慢性化しやすいことが特徴です。長期間にわたって肝臓にダメージを与えることで、肝硬変、肝がんのリスクになります。現在は、直接作用型抗ウイルス薬(DAA)によって、ほとんどの場合、治癒が期待できるようになっています。

アデノウィルス感染症

多くの型があり、呼吸器症状、眼の症状、胃腸症状など様々な症状を引き起こし、非常に関連力が強いことが特徴です。よく知られているのが、下記の2つです。アデノウィルスは抗原検査でも診断することができます。

流行性角結膜炎(はやり目)

感染力が非常に強く、接触感染で広がります。目の赤み、充血、涙の増加、目やになどが主な症状です。予防には手洗いが有効で、治療は対症療法となります。
医師が周囲への感染力がなくなったと判断するまで、学校は出席停止となります。

咽頭結膜熱 (プール熱)

プールでタオルの使い回しすることで、夏に子供を中心に流行することからプール熱と呼ばれています(最近はタオルを共有することがなく集団感染は報告されなくなってきています)。のどの痛み・扁桃腺の腫れ、結膜炎を伴うこともあります。
症状が消失し2日間過ぎるまで、学校は出席停止となります。

百日咳

百日咳は、百日咳菌による感染症で、激しい咳が長期間続くのが特徴です。特に子どもが感染しやすいですが、大人も感染することがあります。ワクチンが有効で、感染後は抗生物質による治療が行われます。特に乳幼児においては早期の診断が重要です。
特有な咳が消失、もしくは5日間の適切な抗生物質の投与が終了するまでは、学校は出席停止となります。

水痘(水ぼうそう)

水痘は、水痘・帯状疱疹ウイルスが原因の感染症で、発熱と共に小さな水疱状の発疹が特徴です。感染力が非常に強く、空気感染や、飛沫や接触で感染が広がります。ワクチンで予防が可能です。通常は軽症ですが、免疫力が低下している人では重症化することがあります。
治療として抗ウィルス薬が有効ではありますが、重症化リスクが高い場合のみに使用され、健康な子どもには使用しないことが多いです。
全ての発疹が痂皮化するまでは学校は出席停止となります。

帯状疱疹

水ぼうそうと同じ、水痘・帯状疱疹ウイルスが原因の感染症です。多くの人が、子供の時に水ぼうそうに感染しますが、治ったあとも神経に潜んだ状態になります(潜伏感染)。加齢やストレスで免疫力が低下すると、潜んでいたウィルスが再び暴れ出し、神経に沿って痛み、小さな水疱状の発疹が出現します。上半身の片側に発症することが多いですが、顔に出現すると、視力低下・失明や顔面神経麻痺、難聴、髄膜炎を発症することがあります。治癒した後も、痛みが長期にわたって続くことがあり(帯状疱疹後神経痛)、早期治療が重要になります。
予防にはワクチン接種が有効です。リスクが上がる50歳以上の方はご相談ください。

風邪(普通感冒)

風邪は、ライノウイルスやコロナウイルスなどによる一般的な感染症です。くしゃみ、鼻水、喉の痛み、軽度の発熱などが症状として見られ、飛沫感染や接触感染で広がります。通常、対症療法で治癒し、数日から1週間で自然に回復します。

ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナは、コクサッキーウイルスを主な原因とする夏場に流行する風邪の一種です。幼児や子どもに多く発症し、発熱や喉の痛み、口内に小さな水疱や潰瘍が生じるのが特徴です。飛沫や接触を通じて感染が拡がり、治療は対症療法が行われます。通常、症状は1週間程度で回復しますが、水分補給を心掛けることが重要です。

手足口病

手足口病は、コクサッキーウイルスやエンテロウイルス71型などによって引き起こされ、乳幼児に多く見られます。主な症状は、手や足、口の中にできる水疱や発疹で、軽度の発熱や喉の痛みを伴うこともあります。飛沫や接触により感染し、対症療法が基本です。ほとんどの場合、数日から1週間で自然に回復します。

溶連菌感染症

扁桃炎を起こす細菌です。特徴としては、高熱、首の前の方のリンパ節の腫れ、扁桃腺の腫れ・のどの強い痛みと白い膿(白苔)がつくことです。また、咳が出ないことも特徴です。
感染後にリウマチ熱や腎炎、アレルギー性紫斑病を発症することがあり、抗生剤治療が重要です。
近年、劇症型溶連菌感染症(人食いバクテリア)が増加しています。持病のある方が発症しやすく、急激に進行し壊死性筋膜炎(筋肉の炎症で、手足の腫れや激しい手足の痛みが特徴)、敗血症、多臓器不全の状態となることがあります。命を落とす危険性もあるため、早急な治療が必要となります。


当院で実施している発熱時の検査

インフルエンザ・新型コロナウィルス抗原検査

抗原検査は、現在の感染状態を確認するための検査で、鼻咽頭からの検体を採取して行われます。発熱や咳などの症状がある場合には保険が適用されますが、無症状の場合は保険適用外となります。当院では、検査結果をおおよそ15分以内にお知らせできる体制を整えております。